
着物の誂えには、たくさんの工程があります。
ここでは現在制作中のお着物を例に、わかりやすくご紹介していきたいと思います。
2016年9月2日
オレンジやピンク
若い時には着れても50歳をこえると
なかなか袖を通しにくい色。
今回はピンクオレンジのボカシ染めを
色無地に染め直しました。
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精練加工で白生地に戻し
ご希望の色での無地染め加工です
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目立つ黄変シミもなく
選択の色の幅がひろい染め替えです。
この白生地に戻した際、黄変シミなどがあると
どうしても茶系や辛子系の色での染め替えを
せざるを得ません。
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今回は帝王紫で染め直しました。
2016年9月22日
黒留袖の染め替えをしました。
黒は経時変化して赤く色焼けしてました。
柄を糊伏せして紋伏せし
黒のみを染め直します。
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染め替えも誂え行程同様の職人による手仕事で
新しい着物に近い仕上がりに染め上がります。
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写真で黒の違いが見づらい・・・ですが、
赤茶っぽく焼けていた黒が真黒に染め上がりました。
胴裏生地と比翼生地を新調して仕立てれば
新品のようです。
2016年9月2日
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昨年お預かりした小紋
朱が年齢に合わなくなったとの事で染め替え。
こちらの着物は生地に地文様の露芝が織り込まれているので
すべての色を抜いて白生地に戻しご希望の色に染め直します。
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着用中についていたシミも一緒に抜けて
奇麗な白生地に戻りました。
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今回は紫ともピンクとも・・着物ならではの
和色「梅紫」の色無地に
染め替え生まれ変わりました。
2016年9月2日
先日お預かりしたピンクの色無地。
こちらは染め替えの依頼品です。
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練り抜き(色抜き)をし、白生地に戻し、シミあとや黄変箇所の
チェックをし、ご希望の色に染め可能か確認。
これから染に入ります。
大切な着物がここから生まれ変わります。
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そして染め替え上りのお着物です。
以前あった汚れやシミあとは消えました。
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2016年2月22日
光の力で柄が浮き出る地紋
シンプルで着物と合わせ易い。
絹の持つ光沢と織との力だけで魅せれる
帯地を使って作りました
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淡いイエローと金。イエローは絹の艶と金の光沢で
魅せる小付の唐草文様です。
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しっかりとした作りです。
こちらのバッグは販売可能です。
お問い合わせ 075-322-6891 野村まで